過敏性腸症候群について
この疾患は典型的なストレスによる自律神経の乱れ、交感神経の亢進、副交感神経の異常が起きている病です。
ストレスや生活習慣の乱れから自律神経の交感神経が過度の亢進、副交感神経の機能不全をしてしまい、腸の運動がうまくいかなくなる状態です。
便秘と下痢を繰り返す型や緊張すると排便したくなる型、ガスが我慢できない型などがあります。
原因は明確には分かっていません。
腸の働きは脳からつながる神経と密接に関わっていて、脳腸相関といいます。
この脳腸相関の異常が過敏性腸症候群の発症に関わっている、というのが最近の有力な説です。
腸に分布する自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経には腸の動きを抑える働きがあり、副交感神経は腸の動きを活発にする働きがあります。
「交感神経や副交感神経のどちらのせいで過敏性腸症候群になる」というよりもストレスなどによりお互いの働きがうまくいかなくなって過敏性腸症候群は発症します。
また、感染性胃腸炎に感染した後に過敏性腸症候群は発症しやすいので、細菌感染によって腸の粘膜が弱ることによって腸内細菌に変化が起き、腸の働きに異常が発生する可能性もあります。
腸の疾患なので、当然食事も関係します。
具体的には「高FODMAP食」と言って、
小麦、玉葱ニンニク、大豆(納豆)、レンズ豆、ひよこ豆などの豆類、牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、ハチミツ、一部の果物(りんご、もも、すいかなど)、人工甘味料(ソルビトール、キシリトールなど)、キノコ類、これらの食品は過敏性腸症候群を悪化させます。
以上の事から、過敏性腸症候群の改善の為には
- 腸内環境を整える
- 症状を悪化させる食事を変える
- 症状を悪化させる自律神経の乱れを整える
という事が重要です!
トオルカイロプラクティックでは、腸内環境を整えるためのアドバイス、食事療法の指導に加え、自律神経を整えるための頭蓋骨矯正を始めとした施術で過敏性腸症候群を改善させます!
ただ、そんなに簡単な疾患ではないので長期的な施術が必要となります。
最初は週に一回、症状が落ち着いたら二週間に一回くらいで施術を受けるのが理想的です。
過敏性腸症候群の治し方
過敏性腸症候群の原因は現代の医学でも解明できていませんが、
- 当然自律神経が乱れていてるけど、特に副交感神経が暴走している
- トリガーポイントが特に関係している疾患
この二点が、過敏性腸症候群改善の鍵になります。
当然食事療法も重要ですが、それだけではスッキリしにくい症状は
- 皮膚刺激の施術で副交感神経の暴走を抑える
- 頭蓋骨矯正で脳機能を活性化して、自律神経の働きを整える
- 首から肩、骨盤周囲のトリガーポイントを処置する(特に首と仙骨は副交感神経の支配なので、首と仙骨周囲の筋肉のトリガーポイントが重要)
過敏性腸症候群(IBS)ガス型の施術
過敏性腸症候群(IBS)でも特にお困りの方が多いガス型。
過敏性腸症候群(IBS)ガス型3つの原因
- 自律神経失調症
- 肛門周囲の筋肉の弱化
- 腸内環境が悪化し悪玉菌がいっぱい
過敏性腸症候群(IBS)ガス型3つの改善方法
- 整体で自律神経を整える
- 肛門周囲の筋肉の強化(骨盤底筋群・骨盤神経の強化)
- 食事改善で腸内環境を整える
- Posted by : 細江トオル
- 公開日 : 2023年01月21日 最終更新日 : 2023年02月03日