脳圧亢進とは?
脳圧亢進とは頭蓋骨と脳の間にある「脳脊髄液」の流れが悪くなり、頭蓋骨の中で溜まって脳を圧迫することを言います。
「脳圧亢進」になると、
- 頭痛・頭の圧迫感
- めまい・眼の奥の痛み
- パニック
- 大きな音が怖い
- 脳機能の低下
- 自律神経失調症
と言った症状が現れます。
ではなぜ脳圧亢進になるかというと、「脳脊髄液」とは頭蓋骨から背骨(脊椎)を通って骨盤の方まで流れています。
この「脳脊髄液」の流れが頭を前に突き出す姿勢によって頭蓋骨と頸の間の部分で流れなくなり、頭蓋骨の中で滞る事により「脳圧亢進」が起こります。
この時、姿勢が悪くなるのが原因ですが、頚部の筋肉の異常も現れます。
これが「頚性神経筋症候群」です。
また、脳圧が上がると眼も後方から圧迫されますので眼の奥の痛みや、眼の動きからくる不調「乗り物酔い」などが起こります。
この「脳圧亢進」で最も問題なのは、「脳機能」が低下するという部分です!
脳機能が低下すると、自律神経も乱れますのでホルモンバランスや身体全ての機能が低下します。
具体的には学習能力や運動能力の低下です。
パニックや脳機能の低下、自律神経失調症の原因の一つとなる「脳圧亢進」は姿勢の矯正と頚部の調整で改善していきます。
特に病院の検査でも原因の分からない、薬を飲んでも完全に治らない頭痛にはこの「脳圧亢進」が原因の場合が多いので、原因不明の頭痛でお悩みの方も一度ご相談ください。
※脳内出血などの重篤な疾患でも脳圧亢進は起きますが、当院で扱えるのはあくまでも姿勢が起因の脳圧亢進です。
脳内出血など、生命に関わる重篤な疾患は対応出来ません。適切な医療機関を受診して下さい。
- Posted by : 細江トオル
- 公開日 : 2022年12月08日 最終更新日 : 2023年02月24日